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松江藩お抱えの名工・如泥 作品やゆかりの地探訪 [松江藩お抱えの名工・如泥]

松江藩お抱えの名工・如泥 作品やゆかりの地探訪
                          (山陰中央新報調べ)

如泥石に触れ、小林如泥に思いをはせる塩見惣ヱ門さん
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今年で没後200年を迎えた松江藩お抱えの名工・小林如泥(じょでい)(1753~1813年)の
顕彰イベントを、武者姿で松江市の観光をPRしている塩見惣ヱ門(本名・広瀬研也)さん(41)が
企画した。16日に同市内であり、希望者には時代劇装束を貸し出し、如泥の作品やゆかりの
地を探訪。江戸時代にタイムスリップした気分で散策を楽しむ。

 如泥は、現在の同市灘町に当たる大工町で暮らした指物師。7代藩主松平不昧に腕を買われ、
一風変わった号は、暇があれば酒を飲んで泥酔していたことから授けられたとされる。

 功績をたたえるイベントは、「JDが歩く―如泥の暮らした町並」と名付け、同市横浜町に残る
円柱状の護岸石「如泥石」などを、広瀬さんの案内で巡る。

 如泥の命日は新暦でいうと11月19日で、イベント当日は墓参りもする。町歩き後は参加者と
一緒に“泥の如く飲む”懇談会も計画し、広瀬さんは「如泥の作品はわざわざ
お金を払って見るものでなく、身近にあるもの。街の魅力を再発見してほしい」と話した。

 イベントの問い合わせは、NPO法人まつえ・まちづくり塾電話、0852(24)8023。
 

 
レッツ連歌(下房桃菴)・11月14日付
                         (山陰中央新報調べ)    
(挿絵・麦倉うさぎ)
 
第1回「しまだいユーモア連歌大賞」の結果です。

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 「すれすれにバス行きちがう城下町」に付けた、塩田美代子さんの「忘れた弁当もらう窓越し」が、
みごと学長賞に輝きました。

 今どき、窓の開くバスも珍しいと思うのですが、それよりも、この2台のバス、いったいどんな
ルートで運行しているのでしょうか。考えれば考えるほど分からなくなるところが、
桃菴センセのお気に召したようです。

 その他、レッツ勢からは、花田美昭さんの「切るに切られぬ堀の松の木」、それに
、「沈む夕陽に叫ぶバカヤロ」に付けた、石川アキオさんの「スーさんが逝ってハマちゃん一人釣り」、
水野貴美子さんの「すごいでしょ確かにしゃべるウチの犬」が優秀賞に選ばれております。

 詳しくは、当該ホームページをご覧ください。「しまだいユーモア」で検索できます。

◇ 燃えるよな恋も一度はしたという

庭で竹刀を振ってる爺さん   (松江)松田とらを

あらそうなのと妻焼きもせず  (松江)安東 和実

客より先に酔ってきたママ   (江津)花田 美昭

軍国乙女いまだ独身      (松江)渡部 靖子

同窓会でしぼむ風船      (美郷)芦矢 敦子

半生語る銀幕の女(ひと)   (浜田)松井 鏡子

本屋大賞ねらう処女作     (松江)岩田 正之

マユツバもののジジの自分史  (松江)花井 寛子

第二ボタンを見せる婆ちゃん  (益田)石川アキオ

聞き飽きたとは言わぬ介護士  (益田)石田 三章

後悔先に立たずともよし    (美郷)遠藤 耕次

満月の夜は忘れられない    (浜田)滝本 洋子

なんでも書ける紙とエンピツ  (雲南)板垣スエ子

その人の名が思い出せない   (松江)川津  蛙

毎回違う登場人物       (松江)山崎まるむ

腕の刺青は袖に隠して     (松江)森  笑子

今も消せないケイタイ番号   (飯南)塩田美代子

閻魔に問われボソッと答える  (松江)持田 高行

川漁師して今も独り身     (益田)吉川 洋子

文覚上人全国巡錫       (松江)木村 更生

ちぎれた耳がタマの勲章    (雲南)安部 小春

犬がお猿にホレて悪いか    (松江)田中 堂太

一杯機嫌の石部金吉      (浜田)勝田  艶

教え請う娘(こ)に老尼やさしく(出雲)原  陽子

まだ上げ初めし前髪のころ   (益田)黒田ひかり

サウイフモノニ私ハナリタイ  (松江)森広 典子

◇妻も焼かない、マユツバものの自分史―、そんなものは、紙とエンピツさえあれば、
だれでも書けるわけで…。燃えるような恋も作り話であろうという句が、けっこうたくさん
寄せられました。まるむさんの句は、「登場人物」ということばがおもしろいですね。

  『源平盛衰記』によれば、文覚(もんがく)上人は、かつて渡辺渡(わたる)の妻、袈裟(けさ)
御前に横恋慕して誤ってその首を斬り落とし、これがきっかけで出家をした、とされております。

 「まだ上げ初めし前髪の」少女は、ずいぶんマセていたのですね。…とは、作者のひかりさんが、
みずからお付けになったコメント。それはそうだけど、選者ノ領分侵ス可(べ)カラズ!

◇次の前句は、

 村一番のハデな電飾そんな光景、そろそろ見られますね。場所はどこでもよかったのですが、あえて「村」にしてみました。
五七五の付句をお願いします。

              (島根大名誉教授)
































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