邑南の宇都井駅で22日から光のイベント [邑南の宇都井駅で]
邑南の宇都井駅で22日から光のイベント
(山陰中央新報調べ)
光ファイバー製の稲穂で
黄金色に彩られた棚田の上で、
青く浮かび上がったJR三江線宇都井駅=
島根県邑南町宇都井
地上20メートルの「天空の駅」として知られる島根県邑南町宇都井のJR三江線宇都井駅の
駅舎が21日夜、投光器で青く浮かび上がった。22、23両日のライトアップイベント「INAKA
(イナカ)イルミ@おおなん」の試験点灯で、期間中、光の装飾により、農村風景が
幻想的な空間に変わる。
地元住民などでつくる実行委員会が3年前から実施している。約10万個の発光ダイオード
(LED)ライトを使って、集落内の森や小川などにもイルミネーションを施し、
イノシシやオオサンショウウオなどユニークなオブジェも配置。棚田では、光ファイバーの
束で作った約5千本の稲穂が黄金色に輝く。
この日の試験点灯では、町内外から参加した学生ボランティアら約50人が、ライトや
オブジェを定められた場所に設置し、光の具合を確認した。
ライトアップは午後4時~同8時半に行い、町産食材を使った「A級グルメ」の屋台も出る。
三上進実行委員長(65)は「趣向を凝らした田舎のイルミネーションを楽しんでほしい」と
話していました。
味わい深い墨絵の草花 文化センター講師小玉さんが個展 (山陰中央新報調べ)
来場者に作品の説明をする小玉茂右衛門さん(左)
出雲市荻杼町の墨絵作家、小玉茂右衛門(しげるうえもん)さん(61)の個展「墨絵の世界
野の花展」が21日、同市駅北町の一畑百貨店出雲店で始まった。四季折々の草花を
味わい深く表現した85点を24日まで展示している。小玉さんは16年前に墨絵を独学で始め、
濃さの異なる墨を何度も塗り重ねて仕上げる独自の画風を身に付けた。2年前に帰郷し、
山陰中央新報文化センター松江教室で講師を務めている。
菊、桜、コスモス、タンポポ、シロツメクサ、ユリ、ツクシなど身近な草花を題材にした
大小さまざまなサイズの作品を展示。墨の濃淡と繊細な筆致によって生命感を感じさせる
作品の数々が来場者を魅了していました。