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吉賀町で神事・萬歳楽、にぎやかに「わん隠し」 [吉賀町で神事・萬歳楽]

   吉賀町で神事・萬歳楽、にぎやかに「わん隠し」
                         (山陰中央新報調べ)

女性陣に空のわんを

奪われまいと必死で

抵抗する客人(中央)
 
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山盛りのご飯を食べて今年の収穫に感謝し、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈る神事・
萬歳楽(まんざいらく)の「高飯(たかめし)食い」と「わん隠し」が8日、吉賀町柿木村下須であり、
空になったわんをめぐり、招待客と接待役がにぎやかな“争奪戦”を繰り広げた。

 県の無形民俗文化財に指定されている萬歳楽は、下須地区に500年以上前から伝わる
師走の奇祭。今年は地元民生委員の石井泉さん(63)宅が当屋(とうや)を務め、22人の
招待客を迎え入れた。

 神事に続いて、白いご飯を高さ八寸(24センチ)に盛った「高飯」を準備。食べ残さないのが
しきたりとあって、客人は黙々と口に運んだ。

 食べ終わるころ合いを見て、お代わりを勧めようと突進する接待役の女性陣に対し、
「お代わりはまだか」と挑発した客人は空のわんを隠したり、隣の客の背後から渡したりして
攻勢をかわしたが、最後は女性陣のチームワークに屈してわんを奪われ「もう一杯」。
部屋中が入り乱れた攻防は、笑い声が絶えなかった。



    第60回日本伝統工芸展開幕                           (山陰中央新報調べ)

陶芸などの逸品を鑑賞する来場者

松江市袖師町、島根県立美術館
 
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第60回日本伝統工芸展・松江展(山陰中央新報社など主催)が11日、松江市袖師町の
島根県立美術館で開幕した。作家の創造力と技を駆使した291点の逸品が、
来場者を魅了した。25日まで。

 同展は陶芸など7部門の入選作や、重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品を
全国12会場で巡回展示。今回は島根県から5人、鳥取県から4人が入選した。

 新たに人間国宝に認定された前田昭博さん(鳥取市)の「白瓷面取壺(はくじめんとりつぼ)」や、
出雲大社の「平成の大遷宮」にちなんで製作された吾郷江美子さん(出雲市)の
人形「紙塑紙貼(しそかみばり)『縁結びの巫女(みこ)』」などが注目を集めている。

 安来市安来町から夫婦で来場した渡部奎さん(80)は「手作りで表現される模様など、
趣が感じられて素晴らしい」と鑑賞を楽しんだ。

 会期中は、15日午後1時半から前田さんの記念講演会が開かれるほか、
出品者によるギャラリー・トークもある。
































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